Donnerstag, 2. Februar 2012
グラウンドに怒声が響いた。大和
モンクレール ダウン ベストグラウンドに怒声が響いた。大和南高校のキャプテン、安田宙希(3年)が目をつり上げている。 「やる気がないなら、やめちまえ」 久保田将光(3年)もカッとなって言い返したが、本人は何を言ったのか覚えていない。「すっぽ抜けた球が暴投になった。一番いら立っていたころで、気持ちが入っていないのがプレーに表れていたのかも。それで本当にやめました、練習」。グラウンドを出て、他の部員が練習を終えるまで周囲を一人で走っていた。 野球がつまらないと本気で思っていた。 練習試合のたびに打たれる。1カ月の避難生活で落ちた筋力が戻らず、思い通りの球が投げられない。自分に腹を立て「原発さえなければと、打たれるたびに思った」。大会は約2週間後に迫っていた。 監督の賀澤進(54)は、当時の久保田を「いいところを見せようと焦っていた」とみていた。 賀澤も結果を望んでいた一人だった。3年生は17人いて、力のある2年生を入れると、何人かはベンチから外れてしまう。その人数が久保田が来たことでもう1人増えることになる。もっとも持っている能力に疑いはない。「ベンチ入りできない選手が納得するためにも、結果を出してほしかった」 チームメートから1枚のTシャツが手渡されたのは、久保田が練習を抜けた翌日のことだった。最後の大会を迎える3年生全員で発注したおそろいのもので、2カ月後のその日にちょうど届いた。久保田にプレゼントされたのは、被災地からやって来るまだ見ぬエースのため、1枚余分に注文されていたのだった。 「期待してるんだ。もう<正念場の巨人、ヤクルト6連戦んな態度とるなよ」 安田の言葉に久保田も「ごめんな」と素直に応じた。 背中には「絆」の文字がプリントされていた。 ショートの細井大輔(3年)が笑う。「もう久保田にはあげなくていいんじゃないかという声も本当はあった。でも、あげてよかった。避難してきてかわいそうとは思わなかったが、本当の力を出したらどんな球を投げるのか、このままではもったいないと思ったから」 球の走りは相変わらずだったが、気持ちが変わった。「ここで腐ったら、ただの腐った人間だ」。7月1日の練習試合で6回無失点と好投。14日の初戦前夜、ナインは口々に言った。 「明日勝てるかは久保田次第。頼んだぜ」 覚悟は決まった。=敬称略化学分析部門で水の硬度測定 山口県下関市で20日に開かれた「高校生ものづくりコンテスト」化学分析部門の中国大会に東岡山工高3年の徳田裕司君(18)=写真=が出場した。目標だった3位以内の入賞は果たせなかったが、「やりきった感じはある」と話した。 同部門の課題は水の硬度の測定。制限時間2時間半で、硬度を示すカルシウムとマグネシウムの濃度を、水の色を変化させる薬品の量などから計算し、報告書にまとめる。値の正確さのほか、作業態度や技術などが採点される。 徳田君は7月に開かれた県大会で優勝。中国大会に向け、夏休み中もお盆以外はほぼ毎日練習し、課題だった作業時間の短縮に取り組んだ。 徳田君は「こうした“裏方”の仕事は社会を陰で支える存在で魅力的。将来は分析の仕事に就きたい」と目を輝かせた。【江見洋】8月25日朝刊日本電機工業会(JEMA)が2
Abonnieren
Kommentare zum Post (Atom)
Keine Kommentare:
Kommentar veröffentlichen